賃貸住宅を契約する際にかかる費用には、敷金・礼金・前家賃・仲介手数料・保険などです。そこに引っ越し費用が入りますので、かなりまとまった額の出費となります。中には敷金、礼金が0の賃貸物件もありますが、かなり稀です。あったとしても、退去時のリフォーム代を請求されるケースが多いので、必ず確認しなければなりません。
確認は口頭ではなく書面で行うことが大切です。口頭では、後々トラブルの元になります。賃貸契約時の初期費用としてお金を用意しておく際には、最も多くかかる額を計算しておかなければなりません。敷金は最大で家賃の2カ月分、礼金も2カ月分です。
それに前家賃と仲介手数料が1カ月分ずつかかると、家賃の6カ月分かかるという計算になります。ペットを飼うことのできる物件は、更に多くの初期費用がかかります。初期費用を安く抑えようとして、敷金と礼金のかからない物件ばかり探す人もいます。しかし、安く借りられるということは、何かしら住みにくい問題があるかもしれません。
長く住むことを考えたら、やはり快適な住環境の整っている物件を探す必要がありますので、費用面だけにとらわれないように注意しなければなりません。賃貸探しでは万が一失敗しても住みかえが可能ではありますが、短期間のうちに何度も引っ越しをするのは経済的な負担が大きくなりますし、無駄にお金がかかります。一度で理想の賃貸を見つけることができれば、それが一番です。