賃貸物件を借りようとすると、敷金・礼金・仲介手数料など、予想外にお金がかかります。そういった初期費用を抑えるには、以下の点に気を付けるとよいでしょう。一つ目は、「礼金のない賃貸物件を探す」。礼金とは、部屋を貸してくれたことに対するお礼という意味があり、基本的には退去しても返してもらえません。
ですから、なるべく安い所にするべきです。最近は1ヵ月分というのが主流で、中にはゼロという所もあります。また、敷金ゼロという物件も最近は多いですが、その代わりに保証会社に保証料を払わなければならないシステムになっていることが多いので、注意が必要です。二つ目は、「仲介手数料の安い賃貸物件を探す」。
これも最近は安くなってきており、仲介手数料半額を謳う所が多くなっていますし、不動産会社が所有している物件なら仲介手数料は不要になったりします。自社で所有している物件なら仲介する作業が生じないからです。ちなみに、広告に「貸主」と書いてあれば自社物件で、そうでない場合は「媒介」と書かれています。三つ目は、「引っ越し時期に気を付ける」。
引っ越しの費用は、時期によって大きく異なります。当然、忙しい時期のほうが高くなるので、6月~8月もしくは12月~1月の閑散期の平日を狙うとよいでしょう。その際、複数の業者から見積もりをとることも忘れてはいけません。また、家具や家電はリサイクルショップを利用すれば、安く済ませることができます。